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【音楽部門】
長屋弘子&森本ふみ子ジョイントリサイタル
〜マルコ・ボエーミ氏を迎えて〜
11月6日
三井住友海上 しらかわホール
作品の精神の機微を深く掘り下げた内面的な表現を中心に豊かに展開された。長屋、森本の個性に合わせた選曲が考え抜かれていた。ピアニスト、共演の男性歌手陣の好演も光る。解説、照明、字幕などの演出が工夫された分かりやすい舞台は、幅広い聴衆にアピールして会場があたたかい雰囲気に包まれた。
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撮影:アマノ雅景 |
【演劇部門】
shelf volume12
「 構成・イプセン ―Composition/Ibsen 」
11月5日〜7日
七ツ寺共同スタジオ
イプセンの戯曲を通して、人間の道徳観、倫理観、心の奥の葛藤を描く秀作である。俳優の演技力が極めて高く、劇空間に緊張感をもたらす。演出力も高い。必要最小限のシンプルな舞台美術、照明、衣装、抑制の効いた俳優の演技のアンサンブルは秀逸である。イプセンの戯曲を現代に活かすため様々な工夫を凝らしており、古典戯曲が持つ普遍的なメッセージを古びることなく現代に鮮やかに蘇らせる。極めて高い演技力、演出力を備えた完成度の高い作品だ。 |
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【舞踊部門】
2011年 テアトル・ド・バレエ カンパニー公演
「白鳥の湖」(全幕)
11月19日
愛知県芸術劇場 大ホール
古典の名作にオリジナリティーと工夫を持ち込んで幻想美を息づかせた振付家・深川秀夫の才気が光る舞台だった。白鳥オデットと黒鳥オディールをダンサー2人が踊り分けて人間の光と影、表裏一体性を象徴する構成や、白鳥の群舞が悪魔を追い詰める力強い終幕の演出は、現代性もあって感銘を受けた。人や金のハンディに逆転の発想で挑み、最大限の舞台効果を発揮した点も評価したい。 |