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生誕百年 三島由紀夫 「能楽」という底流をめぐって
”明後日は、「翁」「道成寺」「猩々」とバレエみたいな番組のお能を見に行きます”
(書簡 キーン、ドナルド宛)*1
1961年春、三島由紀夫が知人への手紙に書いたこの一文からは、彼が能を、文学性や劇の様式のみならず、それが持つ”身体性”にも関心を寄せていたことがうかがえる。また相手が能楽をよく知る友だからこその遊び心をこめた表現であろう。
この三島の眼差しにならって”正月は「翁」を見なければ、本当に正月の来た気分になれない”*2 とも語った《翁》、囃子にのせ朗らかな歓びで舞台を満たす狂言《三本柱》と、能楽の豊かな身体表現と歌舞の祝寿にあふれる番組をご覧いただきたい。
*1 『決定版 三島由紀夫全集38』2004、新潮社、371p
*2 「芸術断想」『同32』2003、新潮社、556p
開催概要
| 日時 | 2026年1月3日(土)13:00開演(12:00開場) ※演出上、「翁」開演後30程度は入退場できませんので、余裕を持ってお越しください。 |
|---|---|
| 会場 | 名古屋能楽堂 |
| 料金 |
指定席:5,200円 自由席:一般4,200円/学生(25歳以下)2,000円 ※学生券は25歳(大学生)以下を対象とします。 ※チケットは1回につき4枚までの販売とさせていただきます。 事業団友の会会員・障がい者手帳をお持ちの方(付添者1名含む)は400円引きです。(学生券の割引はありません。) (名古屋能楽堂・事業団チケットガイド・事業団窓口のみ。各割引との併用はできません。) |
| 問合せ | 名古屋能楽堂 TEL.052-231-0088 |
| チケット購入・申し込み | 2025年10月16日(木)発売
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演目
能「翁」(観世流)シテ:山中雅志
狂言「三本柱」(和泉流)シテ:井上松次郎
能「乱」(観世流):久田三津子
