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第2回目となる次世代アーティスト企画展を開催。開館30年を経た市民ギャラリー栄の役割を再認識し、次世代アーティストによるアートの発信に挑戦。ディレクターにアートユニットBarrackを迎え、次世代による次世代のためのアートの高まりを期待し、市民ギャラリー栄に新たな風を吹き込んでいく。
―市民ギャラリー栄館長 宮田健
森正響一は名古屋造形大学で彫刻を学び陶器で立体作品を作るアーティストである。彼の作品を初めて観たのは2020年に市民ギャラリー矢田で行われた企画展『motion#5』の時だった。床に置かれた大量の金色のロボットで構成されたインスタレーション(まるで手塚治虫の「火の鳥」に出てくるロビタの集団、あるいはニュースでよく見る盗難品の陳列の様な)は企画展の作家の中でも少し異なった趣を醸していた。作品は全てロボットの様な姿をしているが、同じ形の物は一つとしてなく丁寧に見ていけばそれぞれに立ち姿や体格などの特徴に個体差がある。一見フィギュアのようで、うねうねとした筋肉の様な大小細かなパーツの集合体は、分厚い釉薬がかけられフォルムが曖昧になり、無機質な機械ではなく皮膚を持った生物を思わせる。
「Love romance on the front lines...」これはかの有名な赤い人の台詞(直訳)だが続きがあり、「Huh, same spoiled rich kid」と。彼らもまた坊やだろう。
―Art Space & Cafe Barrack 古畑大気
開催概要
日時 | 2024年3月5日(火)3月~10日(日) 9:30~19:00(※最終日は17:00まで) |
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会場 | 市民ギャラリー栄 8階 第11展示室 |
料金 | 無料 |
問合せ | 市民ギャラリー栄 052-265-0461 |
作家紹介
森正響一 MORIMASA KYOUICHI
2020年名古屋造形大学彫刻コース卒業。
2023 個展 various Robots(Art Space & Cafe Barrack/愛知)
やきものワールド2023 令和の東海陶芸
2020 motion#5(市民ギャラリー矢田/愛知)
2018 みのかもannual 2018(みのかも文化の森/岐阜)
【受賞】
2019 第14回CBC翔け!二十歳の記憶展 CBC賞
2016 第69回瀬戸市美術展彫刻部門美術展 大賞
Direction
Art Space & Cafe Barrack
美術家の近藤佳那子と古畑大気によるアートユニット、及びスペース名。2017年より愛知県瀬戸市にて「Art Space & Cafe Barrack」をオープン。同スペースで月ごとの展覧会を企画しながら、Barrackとして様々なアートイベントやプロジェクトに参加する。また、2019年より瀬戸市にて地元ゆかりの作家たちに声をかけ、3年に一度のペースで瀬戸現代美術展(企画・参加)を開催。