芸術創造賞

芸術創造賞は、名古屋市文化振興事業団の初代理事長・故亀山 巌氏から受けた寄付などを基金とする賞です。名古屋を中心に活動し、前年度における芸術創造活動が特に顕著で、今後の活躍が期待される個人または団体に贈るものです。このたび第42回の受賞者を決定し、令和8年9月16日に青少年文化センター7thプラザにて授賞式を行います。

令和8年度 第42回芸術創造賞受賞者

川本麻里那 <演劇(俳優・演出・劇作)>
長谷川元志 <舞踊(バレエ)>

受賞者について

  • 川本麻里那/演劇(俳優・演出・劇作)

【プロフィール】

名古屋市出身。2010年、劇団あおきりみかんに入団。2013年、名古屋テレビ塔(現中部電力MIRAI TOWER)主催公演「迷子の部屋」で初主演。劇団での活動を中心に、ちりゅう芸術創造協会主催「愛・かきつばた姫」で主役を演じるなど、劇団の内外で活躍。また、NHK「中部ジモ女の選択」で主演を務めるなど、テレビやラジオドラマにも活動の幅を広げている。2015年、名古屋演劇杯「最優秀俳優賞」受賞。2025年、第2回2024年度「虹の会 演劇大賞」受賞。

【授賞理由】
2025年度には、劇団あおきりみかん其の四拾六「とおくてちかくて、ちかくてとおい」などの主要作品に劇団の中心的俳優として出演し、豊かな表現力と確かな演技力を発揮して、多くの観客を魅了した。また、韓国公演への出演に加え、韓国でのレジデンス事業に参加し、現地で俳優向けワークショップを実施するなど、名古屋の演劇文化の発信にも貢献した。さらに、高校演劇の審査員やワークショップ講師を務めて次世代の演劇人の育成にも尽力するとともに、劇作・演出にも取り組むなど、俳優にとどまらない幅広い創作活動を展開した。こうした多面的かつ顕著な活動が高く評価され、今回の授賞に至った。

前年度(令和7年度)の主な活動状況

2025年8月 第73回岐阜県高等学校演劇大会 審査員
2025年9月

韓日演劇交流レジデンス/劇団Gongter_DA主催公演

「亀尾・八珠伝」出演(THEATRE Gongter_DA・韓国グミ市)
2025年9月 韓国グミ市・地域文化関連プログラム「지구가 아파요/地球が苦しんでいる」ワークショップ講師(THEATRE Gongter_DA・韓国グミ市)
2025年
9月~12月

劇団あおきりみかん其の四拾伍「いきかえりたくない」出演

(G/PIT、THEATRE Gongter_DA・韓国グミ市)
2026年
2月〜3月
劇団あおきりみかん其の四拾六「とおくてちかくて、ちかくてとおい」主演(G/PIT、THEATRE Gongter_DA・韓国グミ市)
2026年3月 まつプロ主催公演「さよなら演劇ちゃん」作・演出・出演(G/PIT)
  • 長谷川元志/舞踊(バレエ)

【プロフィール】

名古屋市出身。9歳よりバレエを始め、神澤千景氏に師事。2007年、ユースアメリカグランプリ2008シニア部門入賞、スカラシップ受賞。2012年、第15回NBA全国バレエコンクール シニア男子の部第1位、神澤千景バレエスタジオ15周年記念公演「シンデレラ」全幕(篠原聖一新演出・振付)で王子役としてデビューを果たす。2013年、第17回ザ・バレコン名古屋 男子Young Man 第1位、名古屋市長賞受賞。2014年、第26回こうべ全国洋舞コンクール 男子シニア第1位、神戸新聞社賞受賞。

【授賞理由】
2025年度には、中部バレエフェスティバル「眠れる森の美女」の青い鳥を踊り、日々のたゆまぬ鍛錬で培った確かな技量で観客を魅了した。名古屋市民芸術祭2025特別賞受賞作品「シンフォニー・ファンタスティック~ある男の物語~」で踊ったある男は、真摯に役と向き合うことで生み出した豊かな表現がハイレベルで見事であった。高度な技術力と表現力をもって舞台の完成度を高めるダンサーとして、バレエ関係者からも高く評価され、信頼を得ている。また、指導者として後進の育成にも尽力し、名古屋のバレエ水準の向上に大きく貢献した。こうした舞台と指導の両面における活動が高く評価され、今回の授賞に至った。

前年度(令和7年度)の主な活動状況

2025年6月

神澤千景バレエスタジオSummer Concert2025

「コッペリア」より第3幕 演出・振付(瑞穂文化小劇場)
2025年10月 第46回中部バレエフェスティバル「眠れる森の美女」全幕(演出・振付:山本康介)青い鳥(愛知県芸術劇場 大ホール)
2025年11月 アカデミー国技バレエ2025公演「シンフォニー・ファンタスティック~ある男の物語~」主演(青少年文化センター アートピアホール)
2025年12月 一般社団法人京都バレエ団主催「くるみ割り人形」全幕(演出・振付:ファブリス・ブルジョワ)客演(ロームシアター京都)
2026年1月

BALLET NEXT主催「落葉と薔薇~百花繚乱~」(演出・振付:市川透)

主演(アマノ芸術創造センター名古屋)
2026年2月

東海テレビ放送主催 グラン・ドリーム・バレエ・フェス2026

客演(愛知県芸術劇場 大ホール)

過去の受賞者

第41回<令和7年度>

内藤飛能<伝統芸能(能楽シテ方)>

水上卓哉<美術(絵画)>

第40回<令和6年度>

箱﨑由衣< 音楽(クラリネット)>

八代将弥<演劇(劇作・演出・俳優)>

第39回<令和5年度>

岡田 保<舞台美術>

常磐津綱鵬<伝統芸能(常磐津)>

第38回<令和4年度>

石場文子<美術(現代美術)>

松村一葉<舞踊(バレエ)>

第37回<令和3年度>

鹿島俊裕<伝統芸能(狂言)>

Chang(兵藤禎晃)<演劇(道化)>

第36回<令和2年度> 刈馬カオス<演劇(劇作・演出)>
角田鋼亮<音楽(指揮)>
第35回<令和元年度(平成31年度)> 柴野理奈子<文学(児童文学)>
下斗米大輔<舞台衣裳>
第34回<平成30年度> 衣斐 愛<伝統芸能(能楽)>
加藤恵利子<音楽(声楽)>
第33回<平成29年度> 人形劇団むすび座<演劇(人形劇)>
第32回<平成28年度> 阿部大介<美術(版画)>
第31回<平成27年度> 谷辺昌央<音楽(ギター)>
第30回<平成26年度> 出雲 草(松本あり)<舞踊(語り舞)>
第29回<平成25年度> 竹市 学<能楽笛方>
第28回<平成24年度> 濱田樹里<美術(絵画)>
第27回<平成23年度> 劇団うりんこ<演劇>
第26回<平成22年度> 鹿目由紀<演劇(劇作・演出)>
第25回<平成21年度> 井出創太郎<腐食版画>
第24回<平成20年度> 杵屋三太郎<長唄>
第23回<平成19年度> 水谷イズル<現代美術>
第22回<平成18年度> ノノヤママナコ<舞台音楽・音響>
第21回<平成17年度> やまもとかよ<声楽>
第20回<平成16年度> 野村小三郎<狂言>
第19回<平成15年度> 村田直哉<グラフィックデザイン>
第18回<平成14年度> 冬頭裕子<舞台監督>
第17回<平成13年度> 佳梯かこ<演劇>
第16回<平成12年度> 杉戸 洋<絵画>
第15回<平成11年度> 内藤美佐子<演劇>
第14回<平成10年度> 三浦 均<デザイン>
第13回<平成9年度> 坂 治栄<舞台衣裳>
第12回<平成8年度> 井上知也<舞台装置>
加藤茂外次<絵画>
第11回<平成7年度> 青山知代佳<演劇>
設楽知昭<美術>
第10回<平成6年度> 早川麻実<バレエ>
山村博男<絵画>
第9回<平成5年度> 麻創けい子<演劇>
各務信宏<絵画>
第8回<平成4年度> 神谷かん<絵画>
高安勝久<能楽ワキ方>
第7回<平成3年度> 五條園美<日本舞踊>
若林亜由<ヴァイオリン>
第6回<平成2年度> 谷上セツ子<声楽>
廣岡倭山<邦楽>
第5回<平成元年度> 堀 義幸<石彫>
御原祥子<照明>
第4回<昭和63年度> 越智久美子<バレエ>
加藤三貴子<声楽>
第3回<昭和62年度> 伊藤三朗<舞台美術>
鹿取希世<能楽笛方>
第2回<昭和61年度> 井原義則<声楽>
中矢恵子<コスチューム・デザイン>
第1回<昭和60年度> 入谷美幸<演劇>
佐々良子<バレエ>